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2012年08月26日
呉服等の過量販売解除について
加藤です。
先日、生活科学総合センターで、消費生活センターの
相談員の方を対象に、講師をさせていただきました。
今回は、呉服の過量販売に関する法規制がテーマでした。
訪問販売では、消費者に対し、不必要な品物を大量に
売りつけるという被害が多発しており、これを受けて
特定商取引法で、このような過量販売について解除
できるとの規定が設けられています。
詐欺等の行為がなくとも、「過量」という客観的な
要素で、契約解除をできるというのが、この規定の
特徴です。
解除しても、業者側から、損害賠償請求等をする
ことは認められず、消費者が不利益を被らないように
配慮されています。
もっとも、解除権の行使は契約から1年以内にする
必要があるので、被害に遭われたと思われる方は、
早めに弁護士や消費生活センターに相談される
ことをお勧めします。
消費者被害の撲滅のために、今後も尽力していきたい
と思います。
弁護士 加藤昌利
2012年08月15日
豆餅
最近、京都の裁判所での事件があり、京阪出町柳
近辺に行くことがあります。
出町柳駅の近くに「ふたば」という店があり、豆餅が
有名なようなので、おみやげに買ってみました。
平日でしたが、少しだけ列ができていました。
わざわざ立ち寄った甲斐があり、とてもおいしかった
です。
弁護士 加藤昌利
2012年08月06日
兵庫県弁護士会取調べの可視化シンポジウム
弁護士の富田です。
先日8月4日に、兵庫県弁護士会主催の取調べの可視化シンポジウムが神戸クリスタルホールで開かれました。私は当日の司会を担当させていただきました。
取調べの可視化については、何度かこのブログでもお伝えしていますが、残念ながら未だ全面的な可視化の実現には至っていません。
このシンポジウムは、「密室での取調べが正義を歪める!今こそ取調べの可視化を!」と題して、衆議院議員の石川知裕さんをお迎えして行われました。
石川さんには、自らが陸山会事件をめぐって東京地検特捜部から受けた取調べの様子を語っていただきました。東京地検特捜部によるストーリーありきの取調べの実態が非常にリアルに語られました。経験した者のみが語ることができる取調べの実態は非常に重みがありました。
最近では裁判員裁判対象事件や特捜部による取調べなどにおいて取調べ状況の録画が広範囲に行われるようにはなってきていますが、一日も早く全面的な可視化を実現する必要があります。